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注意したいコンプライアンスの話

注意したいコンプライアンスの話 キャリア
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新人
新人

毎年コンプラ研修があるけれど、あまり現実感がなくて眠いです。。。

先輩
先輩

それでは陥りがちなポイントに絞って気をつけるべき点を解説いたします!

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コンプライアンスの重要性

本投稿では法令順守(コンプライアンス)というよりは、もう少しライトな注意点で書こうと思っています。重要なのは、ご自身のキャリア上不利になるだけでなく、会社にも損害が出てしまうことで、思わぬ二次損害に繋がりうるということだけはご留意頂ければと思います。特に差別や侮蔑的な表現は法令だけではない炎上リスクを抱えるので、TPOをわきまえた発言が必要となることに注意が必要です。

業績の話

よく「儲かってますね?」「会社の調子どうですか?」と聞かれたら、上場企業の場合は開示情報以上のことは話してはいけない、もし話したのであれば他の投資家にもすぐ開示する必要があることになります。正式には開示の通りですになると思うのですが、無難な回答は「おかげさまでなんとか」という程度で良いと思っています。儲かっていますと言ってしまうと取引先から暴利を貪っているようにも聞こえますし、ギリギリで頑張らせて頂いておりますというのは相手次第なところがあります。

パソコンとBYOD

よくカフェで仕事をしたり、スマホで仕事をすることもあるかと思いますが、画面が見られてしまわぬよう注意が必要です。離席時にロックをしたり、のぞき見フィルターをする、会社がわからないような業務しかしない、個人情報を取り扱わないなど対策を講じて頂きたいです。

またソフトウェアのインストール制限がある会社も多いかと思いますが、ご自身のスマホを業務で使うBYODの場合自身がインストールするアプリにも注意が必要ですので、特に電話帳/メディア/GPS情報などへのパーミッションを確認したり、信頼できるパスワード管理ツールなどで漏洩を防ぐなどの対策を講じるようにして下さい。

パソコンやスマホをかっこつけて雑な持ち方をしたり、うっかり飲んで置き忘れたりすることなく、大事な仕事道具であるという自覚をもって扱ってほしいです。

ハラスメントについて

セクハラ/パワハラについては会社でも学ぶと思うのですが、よく結論づけられる「相手との良好な関係があればよい」というのは間違っています。これまで何度かトラブル解決を接した経験でいうと被害者側の恋人や夫婦側に伝わって激高してしまい、本人も言わざるをえなくなったというケースが多かったです。新しい恋人が出来て上司との過去の過度な飲み会への誘いを訴えるということもあるので、相手だけでなくその人の親兄弟に対しても胸を張って大丈夫と言えるレベルかどうかを指針として頂いたほうが良いかなと思っています。

ちなみに~ハラスメントが異常に増えていますが、法律に照らしてどの要件を満たすものなのか、どのような損害を被ったのかというのが大事なので、一概に〇〇ハラスメントだからダメというものでもなかったりするのは注意が必要です。

参考:職場におけるハラスメントの防止のために(セクシュアルハラスメント/妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント/パワーハラスメント)

職場におけるハラスメントの防止のために(セクシュアルハラスメント/妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント/パワーハラスメント)

出産育児については、現在は出産育児の休業や臨時的な休みについて浸透してきていますが、仕事上カバーしてくれる人、死産してしまう人、妊活中の人にとって子育て中のパパママ同士の何気ない会話が精神的な苦痛になることもあるので気を付けていきたいところです。

被害にあった際

長時間労働やハラスメントにあった際に大事なのは証拠を残すということにつきます。スマホ録音やテレビ会議でのキャプチャなどを残したり、作業ログを残しておくことが有用です。逆にLINEなどでのセクハラの場合などは会社内部のみでの調査が難しくなってしまうことからできれば避けたいものとなります。

長時間労働については、管理監督者の義務ではあるのですが、上司に自分ができるラインを事前に伝えておくことや計画的な休暇を取れるよう調整も必要なので、協力して進めて頂ければと思います。

契約の注意点

口頭でも契約は成立するのですが、それを追認する形で証拠として残していくのが契約書締結の役割になります。一方的に不利な契約はもちろん避けたいのですが、運用上どうしても難しいというような条項についても粘り強く交渉をしていく必要があります。もちろん契約を打診するタイミングはどちらかが欲した熱があるうちになのですが、契約書締結については冷静である必要があります。法務あるあるで言うと、

  • 契約でもめる会社は取引後ももめる(契約書未回収は特にもめる)
  • 交渉をさせないような一方的な会社もある(高級紙のパンフレットで既に相手方押印済みだったり。。。)
  • 双務契約が同条件であることが必ずしも平等な契約ではない(取引量の多さや交渉力によって条件が変わるべき)
  • 現場は法務担当を同行させたがるが、相手方の法務担当に会っても平行線になるだけ
  • 「実際契約書にはこう書いてありますけど」は要注意ワード
  • 与信関係なく100万以下の未収は少額訴訟でも弁護士費用などがかかるため、債権回収が面倒
  • 反社チェックの意味のなさ。。。(警察がAPIとかで開示してくれれば良いのですが)

になります。余談ですが、これまですごいなと思った契約は「少しでも納期遅延などあった場合は直接訪問してあらゆる資料を開示しなければならない」や「世界の人種宗教に割合に応じて公平な採用機会と就労実績を積む必要がある」など、そうしたい気持ちはわからないでもないけど、現実的には機密事項や日本の中小企業に求めるレベルではないよねというものでした。

採用面接官の注意点

2年目となると面接にも関わることが出てくるかもしれません。説明会での先輩社員の仕事紹介や一次面接でどちらかというと学生側に寄り添った意見役として抜擢されるケースもあったり、OB訪問などを打診されることもあるかもしれません。参照のURLにある通り、関東の人が陥りやすいケースでいうと住所や出生地については同僚との会話でも要注意だったりします。よく取り上げられるのは「よく読む雑誌や愛読書」なども要配慮となっています。勤勉であることを教義とする宗教もあるのでプラス加点だったらよさそうな気もしますが、触れないのが賢明です。就業規則に就業中の政治宗教行為は禁止となっていても、どうしても祈祷の時間が必要になる場合については個別交渉とする場合がありますが、他社員にも理解が必要になるので、人事や経営判断をしてもらうほうが良いです。「子どもがいて住宅ローンを組むような家に住んでる」→昔なら長く働いてもらえそうフラグなのですが、いまでは要配慮事項ですし、LGBTに関する事項は不当な扱いにならないよう配慮できる職場環境を実現していく時代にしていく時なので、その時々の時勢によっても採用の仕方が変わっていくことにも注意が必要になってきます。

要参照:公正な採用選考の基本 | 厚生労働省

公正な採用選考の基本|厚生労働省
公正な採用選考の基本について紹介しています。

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