新人
ひよさんは管理部門を渡り歩いていましたが、職種ごとどういった資格があって、面接時にどういった見方をしていたのか教えてもらえますか。
ひよ先輩
著者はたまたま管理部門長がいなくなり、穴埋めでキャリアスタートなのですが、資格はわかりやすいスキルアピールなので、今回は法務編として採用時のポイントとともに解説しますね。
法務部の資格一覧
弁護士はあると重宝(でもインハウスだけれど大丈夫?という気分)、他はあったらいいなレベルで、結果実務経験で見ていました。
- 弁護士→インハウスローヤーなので、きっかけや給与、得意分野(会社法、商法)を確認する
- 弁理士→特許を多くとる会社であれば需要が高いはず。。。
- 司法書士→あると便利、内容証明作成、取締役会議事録、登記申請をお願いするかも
- 行政書士→許認可系の書類作成をお願いするかも
- ビジネス実務法務検定→大量の書類からポイントをピックアップできるか確認する
- 法学検定→同上。契約書作成が速くできそうかを確認する
- 通関士→会社によっては必須かも
- 個人情報保護士→あるとPマーク系の仕事を依頼するかも
- マイナンバー実務検定→あると人事や経理と連携してマイナンバー実務をお願いするかも
おすすめ法律系資格スクール
著者は結果資格を取っていないのですが、資格スクエアで勉強させていただきました。スマホ倍速を日課に進めて、短答は行けるようになったのですが、論文対策はちゃんと書く練習が必要で、それ用の対策もしっかり用意されているので、おすすめです。
法務部メンバーの面接ポイント
※あくまで著者は経験上になります。
- 一日中Wordと法律を照合する業務に耐えられそうか
- 書類整理、契約書管理(SQLやドキュサイン経験)、反社チェック、押印対応ができるか
- 先方ひな形の契約書から、相手先交渉どころ、自社受忍リスクをピックアップできるか
- サービス概要を聞いて、契約書や規約の大枠を1日で作成できるか
- 知財管理、訴訟、Pマーク、登記、労務関係(就業規則~パワハラまで)の経験があるか
- 機関設計、ファイナンス、投資、M&A、IPO、海外法人設立の経験があるか
- 被監査経験、取締役会、株主総会実務経験はあるか
- 弁護士との連携度合い、どこの弁護士事務所を使っていたか
- 他部門部長職と法務部内スタッフと協働できそうか
- 言える範囲の面白いエピソードがあるか(特防協の宴会や予備試験エピソードなど)
- コンプラインス研修ができそうか(Pマーク、ハラスメント、契約実務、内部通報)など
弁護士資格保有者の場合は、外部法律事務所へのコストをどれだけ下げられそうかによって報酬のパランスを見れる分得になります。その他の資格はやる気と志向性をみるのに判断していました。企業によっては外務員試験、宅建試験、旅行業務取扱管理者など現場でも必要な資格もあると思いますが、法務の場合は企業に応じてになるかと思いますが、弁護士事務所並みに弁護士を揃えているところは少ないので、必ずしも資格が必須というわけではなく、経験が重視されるところが多いのではと思います。それとは別に簿記資格などを持っていると、経理との連携もうまくできそうで印象がよかったです。
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以上、参考になれば幸いです。