大学時代からの友人がコロナ禍で結婚式延期が続いてやっとできたって聞いたけど、結婚にかかるお金ってどうなっているんだろう?
ここ2年は極端に呼ばれる式が減ったのですが、ベンチャー企業にいた時代は6月毎週末結婚式に参加していた経験から、決めておいたほうが良いものを紹介させていただきますね。
結婚費用
ゼクシィ「結婚トレンド調査」によると、結婚式費用(挙式、披露宴・ウエディングパーティー含む)の平均は292万3,000円で、2020年調査から70万円減少し、招待客人数の平均は42.8人で、2020年調査から23.5人減少とコロナの影響を受けた結果となっていました。ここでわかるのは1招待客あたり68,294円の費用がかかっており、以下を決めておく必要が出てきます。
- 招待客人数概算(→親族や社会人多めだと持ち出しが少なく済む場合あり)
- 形式(和洋/新郎新婦共にお色直し回数/二次会/出し物)
- 場所(遠方や足の悪い方がいらっしゃるかどうか、海外挙式して国内披露宴にするか)
- いくら出せるか(今後のお金管理をどうするか)
ここではじめてゼクシィなど情報を集めて、比較検討を進めていくパターンがおすすめです。新郎がまったく貯金がないのは普通なので、ここで揉めてしまうとこの先に進めません。披露宴を日取りこだわらず駅近にして、親族多めでかつ会社の役職階層を絶妙に織り交ぜ(副〇〇、〇〇補佐、サブ〇〇など)、二次会を年収が高そうな会社側の近くにし男性の会費を多めに設定するなどで自分たちでお金を工面することなく、うまく式をするという方もいらっしゃいました。
謎の見積もりと演出
結婚式探しでブライダルフェアや試食会に参加すると過剰なまでの奇跡を起こされます。豪華な会場を見せた新婦の映像を取って、後で営業クロージングに利用したり、たまたま通りかかった(風で)讃美歌隊が歌を披露してくれたり、式を挙げる人しか入れない特別貴賓室でお宝を見せてもらえたり、外国人神父の前でこの会場にしましょうという断りづらい営業攻撃に加えて、概算見積もり698万がいまなら300万ですが、特別に交渉したところ今決めてもらえれば199万にできるという「見積もりとは?」のようなところもあったり、とにかくプライドと忍耐力が試されるエンタメの場です。
もちろん会場が決まってからも写真やビデオから始まって、衣装や小物、メイク、出し物、司会者、料理、テーブル花、高砂装花、ウェルカムドリンク、招待状、デザートビュッフェなど随意契約で決められるものやお金を出したらキリがないものまで松竹梅と色々オプションが登場してきます。もはやこれが夫婦喧嘩の原因を作っているのではないかと思う位、決定しなければならないものが多く、BGM選曲や衣装を何十着と試着しているうちにもはや何でもいいわと投げ出したくなる気持ちも、一生のことだからちゃんと一緒に選んで欲しい気持ちもわかるけれど…となります。
人に頼むものは頼む
挙式受付、司会、主賓挨拶、乾杯挨拶、ご祝儀管理は必須で頼むと思いますが、2次会幹事やプランナーの人に予算だけを決めてお願いし、選択幅を小さくしてもらうのも手です。招待客一人ひとりに手紙を書いたり、引き出物を選べるギフトにしたりとこだわりに強弱をつけたほうがうまく進むと思います。著者は当日のビデオで自分の姿を見るのも、変わった形をお皿をもらうのも苦手なので娘から両親への手紙さえあれば、地味でシンプルな挙式が一番好きです。
ご祝儀相場
北海道や沖縄など会費制のところはだいぶ違った形式ですが、通常ご祝儀相場は、
- 同等役職(同期など)-3万
- 役職上がる毎-3,5,7,8,10万
- 親族-5,10万(いとこなどは1~3万)
くらいではないでしょうか。同期入社の中で「みんな1万円にしよう」と決めるパターンや、代表取締役が「8万で」と言われると次点は「じゃ、5万で」と会社内で打ち合わせることも多々ありました。あまりに結婚式が多い場合は役員の出席を1人までとルールにしたり、ご祝儀補助を出す会社もありました(税法上の扱いは給与になりそうですが、損金不算入の寄付金にしていたかもしれません)。著者の親族は1回目の結婚式は100万を親同士が渡しあうというルールがあり、プラス計算ができないこともあったので、家族のルールがあるのであれば確認をしておいたほうが良いかもしれません。
参列のルール
社会人として招待された際のルールは、
- 良いポジションで撮れた写真は早いうちに新婦に送る
- 袱紗を買っておく
- 新婦より派手な格好はしない
くらいで、讃美歌は何回も出席すれば覚えますし、ご両親への挨拶も定型で「この度はおめでとうございます。いつも〇〇としてお世話になっております。~(続く)」といったもので、主賓席の場合は一番遠い親族席への挨拶とをビール注ぎに行く程度で十分かと思います。
二次会は学生時代の趣味や社風が出る
二次会は新婦を見ながら、ビンゴをして出会いを楽しむ場程度で特にルールはないです。著者が面白がって見ていた出し物としては、
- ラグビー部のハカ
- 生オーケストラ
- 馬術
- 当日現金一番持っている人は誰だゲーム
でした。ちなみに一番最後は某証券会社の人同士の2次会で「北海道の支社勤務で、今日東京で風俗を楽しみに100万おろしてきた人」が優勝していました。年寄になると呼ばれなくなるというか足も遠のくので、若いうちに楽しんでおきたいイベントです。
以上、6月ぎりぎりの入稿になってしまいましたが、参考になれば幸いです。